あお

今日はバイトで6時起き。電車の窓から死んだ顔したリーマンと夜明けの町を見ている。冬の朝は青みがかって透明で、薄明とはよく言ったものだな、と思う。

卒業式があった。写真もそれなりに撮って、寄せ書きも書いてもらった。人生で初めて寄せ書き1ページ埋まった。

この歳になると卒業式で泣く、という事象が縁遠くなってしまって。中学までは一応それなりの感傷がうまれていたけど今はもうクソきしょ高校を卒業できるのが嬉しくってしかたない。最高最高!3年間長かった!!!!

高校はキショかったけど友達は全員優しかったし、陰キャ陰キャなりに楽しく生き抜けたよ。担任のことは最後までミリも理解できなかったけどね。宇宙人とか見てるときの不理解からくる怖さとオモロ。

おまとめ

中学の友達と遊びに行った。1年ぶりはさすがに嘘だったけど半年以上会ってなかったからかなり新鮮だった。ふたりともあの頃と変わっていなくて、それが心地よくもあったけど同時に嫌いだった所もなにも変わらずそこにいて、人生。

全員大学決まった記念の集まりだったんだけど、どうやら大学の方面もだいたい同じみたいで進学しても遊ぼうね〜の話をした。環境が変わっても縁が途切れないのは嬉しいね。

私が見ているかぎり、大阪住みは県外の大学に、大阪以外に住んでる子は大阪の大学に進学している。地元の大学に進む子ぜんぜんいないし謎の大阪人気。やっぱみんな地元出たいんかな?

イルミネーションも見たし、ジェットコースターいっぱい乗れたし、石みたいなプリントされたチョコ(つたわる?)も久しぶりに食べたし楽しかった!し、友達が帰り際に光るわたあめ買ってて爆笑した。帰りのバス待ちながら「食べ終わったら一気に価値が無くなる」って言っててそりゃそう!ってなった。

 

遊んだ翌日もありえん距離の散歩しちゃって無事に筋肉痛。左の太ももが痛いぜ。2日間の歩数合わせたら3万歩くらい歩いてて信じられん。元気すぎてウケる。

土曜日のお昼すぎの公園、平和すぎて普通に異空間だった。本で読んだ世界だ……って歩きながらずっと思っていた。犬と子供と太陽光。無い世界線だ……。

 

料理上手くなりたいな〜と思ってYouTubeで料理動画ばっか見てる。どうしてもワンパン料理のワンパンを殴る方の意味だと捉えてしまう。治安〜

ハッピー木曜日

金原ひとみの「アンソーシャルディスタンス」を読んだ。恋愛や依存でめちゃくちゃになる女性が沢山出てくる短編集で、ずっと「ほ〜ん、そういうのもあるのか」程度の他人事で読み進めていたら最後からふたつめの話でまんまと刺された。うける。

 

卒業式の予行で学校に行った。学年主任が「これで練習は最後になるので頑張りましょう」みたいな事を言っていた。最後もなにもこれが初めての練習なのに。この学年主任は入学していちばん最初の学年集会で「今まで見てきた生徒の中でこの学年が1番静かでした」と言って裏でみんなから「絶対毎年言ってる」と言われていた男。適当言うのだけ上手い体育会系のパワハラ教師。さようなら、さようなら。

同じコースを選択している友達にチョコ配った。前の登校日は準備間に合わなかったから、まあまあ遅れたハッピーバレンタイン。廊下で話していたら先生に注意されたから、空き教室に移動して電気も付けずにずっと雑談してた。この場所で、この制服で、このメンバーで話すのも恐らくこれが最後なのか。と気づいて、最後に作った景色がコレなら私の3年間もあながち無駄では無かったな、と思えた。

流れで友達グループに混ぜてもらって別のコースの子含めて7人?8人?くらいの人数で電車に乗って帰った。大人数の中の異分子、という自認に悩まされる事が無くなってきた。卒業が目前に迫って失うものが無くなっているんだ多分。

 

初めて飲んだ桜フラッペはおいしかったし明日は約1年ぶりに会う中学の友達と3人で遊びに行くし、雨で寒くて頭も締め付けられるように痛いけれどハッピー木曜日かも。

0220

1ヶ月も経てばなにもしない、にも慣れてきちゃって、最近はガンダム見たり3DSを引っ張り出したりゴカム読み返したり好きな実況動画見たりのらりくらり生きている。バイトにも遊びにも出ていないからお金は減らないけれど同時に増えもしなくて、漠然とした不安ばかり付きまとう。

 

家賃や光熱費を出してもらえないのは厳しい、と言われた。外の人間から急に常識で殴られると冷水被った気分になる。どこまでも第三者の目から逃れられない。自分が親に不満を抱いているのも将来が不安で泣きたいのも全部肯定された気分になってしまって、少し泣きそうになっちゃった。

たまにこういう「救われ」に生かされているのか「救われ」のために苦しんでいるのか分からなくなる。だから結局私はマゾヒストなんだって!

依存先に向ける見返りを求めない愛も、反骨心から困難を選ぶのも、全部苦しんでいる状態が楽で満たされてしまうからやめられないんだろうな。あーあ。

 

物事を決めるのが苦手で、今日1日だけで精神が少し追い詰められちゃった。一人暮らしに持っていく物も買わなくてはいけない家電も荷物の運び方ももう何一つ考えたくない。一人暮らし嫌になってきた。1人になったら本当になにもできない気がする。誰か私を見守っていて。

モモ肉ムネ肉、またモモ肉。

めっちゃ天気良い。空があおくて高いね。ホームで電車を待っていたら思ったよりも日差しが強くて少し汗ばんだ。

 

バイト終わって駅から出たらまだ空が明るくて、6時ってもう夜じゃないんだなと思った。学校も無くて家に引きこもっているもんで今の今まで気づかなんだ これからどんどん夜が短くなっていく。うれしいやらさみしいやら。

今日の日雇いはスーパーの精肉部門。ずっと鶏肉をトレーに並べてた。完全に分業化されていて工場バイトしてた時のことを思い出した。単純作業かなり好きだけど頭はどうしてもヒマだから、ここ数ヶ月の出来事を反芻していた。案外やかましい人生を送っているなと思う。

 

不動産会社に個人情報送る作業しなきゃだな〜

明日は5時起き 正気か?

春みたいな冬

現実が目まぐるしくてずっと地上に降りてこれない。こんな真冬に人生が動くこと、あるんだな。

 

今日は母親と一人暮らしを始めるために物件を見てきた。月二万五千円で声は出せなくても屋根と壁とエアコンのある生活ができるなら、それは幸福だと思う。

部屋を見ながら即決しても良いものか、と悩んでいたら不動産会社の人にとにかく安い物件であることを何回も推されて少しウケた。そないに言わんでも。 なんだか覇気のない人で、セブンイレブンセブイレと略す人だった。

 

徒歩圏内にスーパーもドラストもあったし、大学からも近くて不満な所も妥協できる所だし、たぶんこのまま行けばあの物件が私の家になるんだろうな。バイト探し、頑張らねば。

酸素

今日は登校日だったから久しぶりに学校に行った。二週間ぶり?くらい。昨日はもう全部嫌になって十時とかに寝たから四時くらいに目が覚めちゃった。まだまだ真っ暗。ぜんぜん夜。寒いし何もしたくないから、ずっと布団にこもっていた。

横たわって、スマホのロックを外して、またすぐ閉じたりしながら細切れに眠っていたらいつの間にか七時になってて、いつも起きる時間のアラームが鳴っていた。起き上がったら透明ピアスが外れていた。

 

家を出てすぐにamazarashiを再生した。キンと冷えた朝の空気に包まれて聞くamazarashiは脳にすっと入ってきて、酸素だな。と思った。朝の新快速電車はやっぱり満員で、年が明けてから遅刻ばかりしていたからすこし新鮮だった。前の登校日も同じ電車に乗っていたのに。寝坊したわけでもなく遅刻して学校に行ったの、革命すぎてこびり付いているんだ。

いつも見かけるOLも、hug meと書かれたハリネズミのカバンも、幸の薄いリーマンも、もう見ることは無いんだな、と初めて気付いて悲しかないけど少し虚しかった。私も誰かの「朝」にいたのだろうか。

 

新快速電車の中で目の前に立っていた女の子が子供ケータイで母親と電話をしていた。小学生くらいかな?制服を着ていて、顔は帽子とマスクでよく見えなかったけれど、私と同じような形の目をしている子だった。次の駅で乗り換えをするようで、とびらが閉まってすぐに電話を切っていたけれど、それからもずっとケータイを意識しているようだった。健やかに。と頭に浮かんだ。

いつからか、幼い子供や赤子に対する慈愛、のようなものが芽生えていた。私がこんな平和主義的で人間らしい感情をもてる日がくるなんて、中学生の頃の私は思ってもいなかったな。すべてを目の敵にしていたもんね。

 

学校は相変わらず居心地が悪かった。友達がいないわけでも、嫌がらせを受けているわけでも無くて、ただ友達以外の学校の人がもれなく全員うっすら嫌いなだけ。すべて私事情だからどうにも救えない。途中でイヤフォンの電池が少なくなった警告が鳴ったから二限の途中から曲の再生を止めた。イヤフォンを外した瞬間に周りの音がワッと鮮明になって、座っているのに足場の無くなる感覚がした。

授業が終わってすぐ、そそくさと帰ろうとしたら別のクラスの友達から沢山チョコを貰ってすっごくハッピーになっちゃった。ごめんね、私は準備が間に合わなかったから次の登校日に持ってくるよ……。